カプセルと錠剤

カルバトールはてんかんの治療に有効な薬ではありますが、てんかんと一言で言っても様々な症状があります。
そのためにどういった発作が起きたのかによっても治療に用いる薬は使い分ける必要があり、カルバトールについても有効な発作とそうで無い発作があるので注意が必要です。

カルバトールの主成分であるカルバマゼピンを用いているカルバトールの先発薬は、意識障害や異常行動を起こす部分発作に対して有効である事が知られていて第一選択薬として用いられています。
それと同じ成分を用いているという事はカルバトールも部分発作に対して有効であると言えます。
また、痙攣と意識消失を伴う全般発作の強直間代発作に対しても有効となっています。

一方、全般発作であったとしても、小児に多く短時間の意識消失が起きる欠神発作や筋肉が一瞬収縮してピクッとなるミオクロニー発作、あるいは全身の筋肉の緊張が低下して倒れてしまう脱力発作に対しては無効とされています。
てんかんは脳の神経の電気信号の異常興奮が原因であり、電気信号はイオンが神経細胞に入る事によって制御されています。
カルシウムイオンやナトリウムイオンは神経を興奮させ、それに対して塩化物イオンは興奮を抑制する作用があります。

そのためにてんかんの症状を抑える作用としてはナトリウムイオンの透過性を抑制するか、カルシウムイオンの透過性を抑制するか、あるいは塩化物イオンの透過性を亢進するかのいずれかの方法をとれば良いと考えられています。
カルバトールの場合はナトリウムイオンの透過性を抑制する作用が用いられています。

どうやってナトリウムイオンの透過性を抑制しているのかというと、神経細胞にナトリウムイオンが入るにはナトリウムチャネルと呼ばれる部分を通過する必要があります。
そのナトリウムチャネルを阻害する作用がカルバトールにはあるのです。
てんかんはカルバトールだけで治るとは限らないのです。

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